海外メンバーへの給与・報酬送金判定フレームワーク|Wise vs 銀行送金 vs EOR給与
4大送金方式の特徴と適用領域
契約形態(業務委託か正社員か)と送金額規模によって、最適な送金インフラは明確に分かれます。
Wise Business(現地国内決済網・仲値送金)
実勢為替レート(仲値)での両替と格安の手数料(約0.45〜0.65%)。現地の銀行決済網に直結し、着金トラブルや中継銀行手数料(リフティングチャージ)をゼロ化。
EOR統合給与システム(Deel / Remote等)
現地労働法上の正社員雇用に対応。現地の所得税源泉徴収、社会保険料の労使按分控除、13th Month等の法定賞与計算をすべてプラットフォームが自動実行。
大手銀行 SWIFT電信送金(外為送金)
メガバンクや地方銀行の外国送金サービス。固定送金手数料(3,500〜5,500円)+為替スプレッドが発生するが、1回数千万円以上の大口決済に対応。
現地電子ウォレット(GCash / MoMo / UPI)
フィリピンのGCashやベトナムのMoMo、インドのUPI等。Wise経由で日本の銀行から直接相手のウォレット残高へ送金することが可能。
送金方式の判定チェックリスト
自社の契約状況や月次オペレーションに該当する条件を選択してください。
送金額別・実質送金コストシミュレーション(Wise vs 銀行送金)
| 送金金額 | Wise Business (手数料+仲値) | 銀行SWIFT (手数料+為替スプレッド) | Wise利用時の節約額(1回あたり) |
|---|---|---|---|
| 10万円(約$650) | 約 620円(0.62%) | 約 7,700円(送金3,500+中継3,000+為替1,200) | 約 7,080円 節約 |
| 30万円(約$1,950) | 約 1,680円(0.56%) | 約 11,100円(送金4,000+中継3,500+為替3,600) | 約 9,420円 節約 |
| 50万円(約$3,250) | 約 2,650円(0.53%) | 約 14,500円(送金4,500+中継4,000+為替6,000) | 約 11,850円 節約 |
| 100万円(約$6,500) | 約 4,900円(0.49%) | 約 21,500円(送金5,500+中継4,000+為替12,000) | 約 16,600円 節約 |
※試算注記:2026年時点の標準的な送金手数料(Wise: 約0.45〜0.65%変動手数料+固定手数料、大手銀行: 外国送金手数料+関係銀行中継料+為替スプレッド約1〜2円/ドル相当)に基づく試算です。金融機関や送金日時の相場により実額は変動します。
日本の所得税法第161条(源泉税0%)
海外在住の非居住者エンジニアが国外で行った開発業務に対する報酬は「国内源泉所得」に該当しないため、原則として日本側での源泉徴収(20.42%)は不要です。
外為法(3,000万円超の報告義務)
1回あたりの送金額が3,000万円相当額を超える場合、外国為替及び外国貿易法に基づき日本銀行を経由して財務大臣への「支払等報告書」の提出が必要です。
インボイスと契約書の証憑保管
法人税法上の損金算入および税務調査対応のため、業務委託契約書、英文請求書(Invoice)、業務完了報告書、送金着金受領書を7年間保管する必要があります。
関連する意思決定ガイド・詳細情報
- Wise Business API Documentation
- Bank SWIFT Foreign Remittance Tariffs